はるの子どもたち田淵 三菜写真家誰もいない場所が好きだ。「誰もいない」そう気がつくと、「わくわく」の気持ちで心が弾んでくる。「わくわく」はいろんな気持ちに変化する。「わくわく」から「どきどき」、「どきどき」から「そわそわ」、「そわそわ」から「ぞわぞわ」、それから「ぞくぞく」っと、怖くなることもあるから、ちょっと危険な気持ちでもある。誰もいない交差点、誰もいない教室、誰もいない砂浜、誰もいない森の中、、、移動中でも、散歩していても、旅先でも、気がつけば誰もいない場所を何となく探している。