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無形文化遺産 題目立(八柱神社)

中世の芸能の姿を残す青年たちの成人儀礼

Information

無形文化遺産 題目立(八柱神社)

  • 場所
    八柱神社
  • 住所
    奈良市上深川町

見どころ

題目立の歴史
題目立の歴史

起源は江戸時代か

題目立がいつごろ始まったか定かではありませんが、上深川には享保18年(1733)に、寛永元年(1624)ごろの詞章を書写し直した詞章本が残されていて、近世初期にはこの地で題目立が行われていたことがわかります。

題目立の名称は、1603年刊行の『日葡辞書』に「ダイモク」を「ナヲアラハス」と説明していることなどから、出演者が名を名乗り、それから順次、条目を述べ立てるように物語を語っていくことからきた名称ではないかと推測されます。

(写真は2009年のもの)

八柱神社
八柱神社

上深川町と八柱神社

上深川町は、奈良市東部の緑豊かな大和高原の一画にあります。 上深川は、古くは興福寺・春日社の荘園「深川庄」に属する集落であったと考えられています。茶・蔬菜など農産物の生産が盛んな地域です。

八柱神社は、集落の中央付近の字堂ノ坂に所在します。 祭神は高御産日神・神産日神・玉積日神・足産日神・事代主神・大宮売日神・生産日神・御食津神の八神を祭るとされています。古くは八王子社と称し、末社に厳島神社・八坂神社があります。 また神社の西隣りには、元薬寺(古義真言宗)があります。

題目立の特色
題目立の特色

民俗芸能として貴重な存在

出演者の役は決まっていますが、簡素な舞台装置と簡単な採り物を持つだけで、仮装もせず所作も僅かで、舞台の所定の位置で各々の台詞を語っていくという内容は、芸能史の研究者から「語りものが舞台化した初期の形を伝えている」と評され、中世の芸能の姿をうかがわせるものとして高く評価されています。現在、題目立は上深川にしか伝承されておらず、そういう点でも貴重です。 またこれが観客よりも、あくまで氏神への奉納芸能としての形式を保っており、あわせて青年たちの成人儀礼の意味合いをもち、地域の人たちの支えを受けて上演されることも、この芸能の民俗的な特色として重要です。

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